【不動産】宅建士に合格したら合わせて取りたい資格3選

【不動産】宅建士に合格したら合わせて取りたい資格3選

1.はじめに:宅建士の次に狙うべき資格

不動産業界への就職、転職、「小さな不動産業」として独立開業を目指す方へ。
宅建士に合格したら、次に取るべき資格は、
1.フィナンシャルプランナー技能検定3級(FP3級)
2.TOEIC L&Rテスト:730点~
3.マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)ワード&エクセル
の三つである。
最小の努力で最大の「個性値」を発揮するためには、この三つの資格が必須である。
以下に、その理由を深堀りしていく

2.宅建士にとってFP3級は魅力

不動産は、一生に一度の「大きな買物」である。
宅建士という不動産知識に加えて、フィナンシャルプランナー技能士(FP)の「お金の知識」が備われば、「鬼に金棒」。
FP3級は、過去問題と参考書があれば、3カ月間の勉強で達成可能。
不動産ビジネスのみならず、広く「マネーリテラシー」(お金の知識)を学べるため、ぜひおススメしたい資格である。
私の場合、51歳で合格。もちろんFP3級にとどまらず、その上の「2級」なども狙ってもいいかもしれない。
英語の勉強の「息抜き」になれば、とはじめたFP3級の勉強。
それでも短期間の独学勉強で「合格」することができた。
内容的に面白くて、タメになる資格であった。
日経新聞の土曜日版の「マネーのまなび」といった内容も、FP3級取得後は興味深く読むことができた。
また、宅建士の出題内容と重なる部分もあるので、宅建士試験とFP3級試験の「併願」にも挑戦してもらいたい。
モチベーションアップには、FP協会が主催している「無料セミナー」に足を運んでみればいかがだろうか。
お金の専門家であれば、それだけお客さまに寄り添うことができる。
これは「宅建業」「不動産業」に携わる者にとって、大きなアドバンテージになる。

3.宅建士はTOEIC730点以上が欲しい

グローバル化、ボーダレス化、少子高齢化の進展に伴い、避けて通れないのが英語の知識。
海外展開のビジネスをしないから英語なんて必要ない、なんて思わず、英語にチャレンジしましょう。
「いやいや英語の翻訳・通訳はAIがやってくれるから不要ですよ」
そう考える人も多いかもしれない。
しかし、AIが進展すると、ますます英語が必須になってくる。
カンタンな英語が、スマホやパソコンといったデバイス無しに理解できる(利用できる)という利点はとてつもなく大きい。
宅建士にとって、英語の知識は鬼に金棒。
なにしろ英語は、世界標準になりえる外国語だからである。
日本に住む外国人は、今後、多くなると予想される。
また、日本の不動産を取得する外国人が多いという。
それであれば、英語ができる人は、できない人にくらべて差別化が図れる。
英語の資格といえば、やはりTOEIC L&Rテストが王道である。
少なくても730点スコア以上が欲しいところ。
自分の経験では、英語は、TOEIC600を超えたあたりから「面白くなり」、730点を超えると「使える」ようになる。
TOEIC対策は、市販のテキストや参考書、公式問題集などで独学が可能である。
私の場合、
・単語集(マスタリー2000)
・英字新聞(ジャパンニュース)
・NHKラジオビジネス英語
を毎日活用して、ジリジリとTOEICスコアを上げて行った。
また、まとまった時間がとれる週末には、
・TOEIC公式問題集
・マーフィー英文法(初級編・中級編)
を活用して、独学で挑戦。
45歳で430点だったスコアを、48歳で760点まで上げた実績がある。
「20代、30代でもないのに今さら英語なんて…」
そんな言い訳は無用。
挑戦する気持ちがあれば、英語がモノにできる。
宅建士と英語との相乗効果が計り知れない。
ぜひ、宅建士と共に、TOEICにチャレンジしてもらいたい。

4.宅建士にはMOS(ワード&エクセル)が必要

お金の知識、英語の能力と共に、避けては通れないのがパソコン・スキル。
ワードやエクセルを活用できても、オーソライズされた資格にチャレンジする人は意外と少ない。
パソコン技能は、履歴書に記入できてナンボである。
少なからずパソコンに関わることができるのならば、ぜひ、「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)」を取得しておくべきだ。
ワードとエクセルの技能は必須である。
職業訓練でもMOSの取得が推奨されているが、意外と「ワード」や「エクセル」を使いこなせても、MOSの資格を持っている人は少ない。
パソコンで簡単な文書が書けて、簡単なデータ入力ができる人は、ぜひMOSにチャレンジしてもらいたい。
宅建士に合格してもIT知識のスキルアップは避けて通れない。
なにも複雑な技術は不要であるが、MOSが求めている最低限のワードとエクセルの知識は、第三者による能力の証明が必須であろう。
また、不動産業の独立開業に至っては、会計ソフトやホームページ作成も必要不可欠。そういう場合には、MOSに加えて、WEBクリエイター能力試験、ITパスポート試験など、数多くのIT系の資格が存在するので、自分のニーズに合ったIT系の資格にチャレンジすることも、宅建士の幅を広げる上で有用である。

5.宅建士に合格したら合わせて取得したい資格のまとめ

以上のように、宅建士に合格したら、「これで安泰だ」とあぐらをかくのではなく、地道に謙虚に「宅建士」をさらに活かせる資格の取得をしよう。
宅建士試験合格者の私が次におススメした資格は、つぎの3つ
・FP3級以上
・TOEIC730点以上
・MOS(ワード&エクセル)
勉強に終わりはない。
資格は勉強のゴールではない。
たかが資格、されど資格である。
報われない努力はない。
自分を信じて、宅建士試験に合格したあとの「次の一手」を考えていこう!

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