「女房に魚を与えるのではなく、釣り方を学んでもらおう」
48歳で専業主婦だったカミさんが、ハロトレでパソコンスキルを学び、3カ月でWEBサイトのスキルをモノにした。
今回は、その3カ月の記録である。
1.専業主婦がパソコンスキルを身につけるために最初にやったこと
ハローワークには求職者支援訓練として「ハロートレーニング」(ハロトレ)がある。
受講料は無料(テキスト代は有料)で、就職に役立つ技能や知識が学べる。
「急がば学べ」というキャッチフレーズは言い得て妙。
実は、48歳のウチのカミさん、2人の子供を育てる専業主婦だった。
子供の手がかからなくなったこのタイミングで社会復帰を目指した。
このブログもカミさんがハロトレで身に着けた技術を拝借している。
求職者支援訓練のパンフレットを私も見せてもらった。
やはり、どんな仕事に就くにせよ、パソコンスキルが必須と考えた。
中でも「WEB/ECサイト管理者養成科」というのが気になった。
訓練趣旨は「各企業において自社WEBサイトを管理、運用できる人材、または、EC(電子商取引/Eコマース)サイトにおいて管理、運営できる人材を目指すとある。
私も貿易実務に携わっいる関係で、最近の潮流は、「Eコマース」がトレンドであるので、それを見越した技術の習得がいいのではないか、と後押しをした。
それまでカミさんは、パソコンの基本操作(キーボード入力)、マウス操作)ができるものの、これまで、さしたるパソコンスキルを学んでいなかった。
ハロトレのサイト管理者養成科は3カ月。
その三カ月間の進ちょく状況は、順に、
・パワーポイントを使っての自己紹介
・HTMLを使っての趣味ホームページ制作
・ワードプレスを使ってのサイト構築
私自身、上の三つでは、パワーポイントは職場で使う程度である。
HTMLに至っては「何それ?」という感じであるし、「ワードプレス」は、ブログをやっている上で、将来的には導入したいと考えていたフォーマットだが、カミさんが研修を受けるまでは、「なんだか面倒くさそう」という感じであった。
2.パワポで作る「私ってこんな人」
最初の1カ月は、パワーポイント(パワポ)を使っての「自己紹介プレゼン資料」を作成すること。
パワポを操作することで、ウインドウズOSの基礎操作を習得。
ワード、エクセル、パワポの基礎を最初の1カ月で徹底的にトレーニング。
その甲斐あって、MOSスペシャリスト(ワード、エクセル)に合格。
なお、資格は任意受験で、受験料は別途自己負担であったものの、資格にチャレンジすることで、真剣に研修に取り組むことができたらしい。
3.HTML基礎演習
私が傍からみていて、カミさんのPCスキルの進歩を感じたは、2カ月目から開始される、ホームページ制作である。
ソースコードを学び、HTMLを使っての「趣味のホームページ」を作成。
ここで、私の趣味である音楽(ロック)の趣味サイトを完成。
その出来映えに驚いた。
フロントページには、ビートルズやローリング・ストーンズのアイコンが施され、そこをクリックすると、かつて私が書いた、ロックコラムが現れるという仕掛け。
私が思い描いていた以上の自分の趣味ホームページ(HP)を開設した。
2カ月でこれほどのHPが作れる技術が習得できるなんて、「職業訓練」は侮れない。
4.ワードプレス
現在、この「資格のサラダ」は、ワードプレスで制作している。
HTMLからワードプレスの移行、このあたりになってくると、私には、すでに何のことかサッパリわからない。
カミさんがいうには、HTMLで苦労したので、ワードプレスは「楽ちん」だという。
二人三脚で、カミさんの職業訓練の「実習」のアイディアを出す。
最初の1カ月目でパワポで「自己紹介」。
2カ月目の実習でHTMLで「趣味のロックHP」を作成。
3カ月目は、いよいよハイライトのワードプレス。
ここでは、「資格のブログ」の作成を選んだ。
これが、今、読んでいただいている「資格のサラダ」につながっている。
無料ブログのフォーマットで、私が「資格」にまつわるコラムを作成。それを、フリーソフトの「メモ帳」にコピペして、あとは、カミさんに投稿してもらう。
私は、パソコンスキルこそ乏しいけれども、ブログ原稿を書くのは苦にならない。
趣味で「資格のコラム」を書き、自身のブログで、これを投稿する。
こうして、私がブログの原稿を書き、カミさんが、原稿から、ワードプレスで作成した「資格のサラダ」に投稿する。
3カ月でここまでパソコンスキルが習得できるというのは、正直驚いている。
5.専業主婦がパソコンスキルを身につけるために最初にやったことのまとめ
パソコンスキルを短期間で実績的に、そして「お安く」習得したいのなら、ハローワークが実施している「ハロトレ」がおススメである。
そして、ハロトレ科目を選んだら、その授業で「習得できる資格」を目指すようにしましょう。
資格というのはよくできていて、自分の学んだ知識や能力を客観的な証明となる。
さらに、目の前の資格試験対策によって、「学び度」が本気になる。
MOSスペシャリスト(ワード、エクセル)やWEBクリエーター能力試験(スタンダード)は、チャレンジして損はない。
パソコンスキルの習得に、ハロトレを利用することをおススメしたい。