【しごと】ちょい英語系社員になろう――英語は「できる」より「使っている」ほうが強い

はじめに|一年の計は「仕事初め」にあり

新年を迎えると、今年こそ英語に関わる仕事をしたい、と思う。
ただし、私が目指しているのは、国際交渉や通商取引、同時通訳といった「バリバリの英語キャリア」ではない。

会議や電話、メール対応で、とりあえず英語で一次対応ができる人
社内で「英語のことなら、あの人に聞いてみよう」と名前が挙がる存在。
私は、そんな立ち位置を 「ちょい英語系社員」 と呼んでいる。

ちょい英語系社員のメリットは、大きく二つある。

  • 仕事と趣味(英語)の境界を、ゆるやかに曖昧にできる
  • セカンドキャリアとして、英語力を無理なく積み上げられる

「いい年をして、今さら英語なんて……」と言うのは簡単だ。
だが、今年こそ英語を“かじって”、ちょっと職場で役に立ってみる。
それだけで、仕事の景色は確実に変わる。

ここでは、中年・ベテラン世代が ちょい英語系社員になるための5つのコツ を紹介したい。


① TOEICは「指標」として割り切る

会社の身上把握や調査票で、TOEICスコアを記入する欄があれば、まずは TOEIC L&R テスト に挑戦しよう。

目標は高くない。

  • 最低ライン:600点
  • できれば:730点

800点や900点は不要だ。
目指すのは「TOEICマニア」ではなく、「英語が普通より使える人」 というポジションである。

TOEIC600〜730点は、対策をきちんとすれば独学でも十分に到達可能だ。
会社がスコアを求めているなら、「そこそこの中級スコア」を取りに行く。
それだけで、英語に関わる仕事への入り口が開く。


② 英語の仕事には、先に関わってしまう

「泳ぎたければ、プールに飛び込め」という言葉がある。
英語も同じで、使う環境に身を置くことが最大の近道 だ。

大丈夫。
会社は、あなたにいきなり重大な英語案件を任せたりはしない。
本当に重要な局面では、専門家が必ずフォローに入る。

私自身、40代から社内の英語ボランティアグループに参加しているが、
正直なところ、たいていの場面は「なんとかなっている」。

完璧でなくていい。
「英語でやってみる人」になることが重要だ。


③ 会社のホームページ「英語版」を読む

自社や取引先のホームページに 英語版 があるなら、必ず目を通そう。

  • 日本語版と英語版の違いを見る
  • 会社案内に英語版があれば入手する
  • 名刺の裏面に英語表記を入れてもらう

理由は「英語ボランティアで必要なので」で十分だ。

調べ物をするときも、日本語情報だけでなく、英語の原文 にあたる。
仕事で使う資料は、日本語版と英語版の二つを用意する。
そうすると、自然と頭の中に「内なるバイリンガルモード」が立ち上がる。


④ 英字新聞を「持ち歩く」

社会人のたしなみとして、やはり紙の新聞は強い。
全体を俯瞰でき、関係ない記事という“ノイズ”も飛び込んでくる。

ちょい英語系社員を目指すなら、英字新聞 を購読したい。
一日あたり150円程度の投資で十分だ。

おすすめは、日刊の英字新聞。
最初は読めなくていい。
多くのニュースは、日本語で概要をすでに知っている。

「ああ、英語だと、こう表現するのか」

そう腑に落ちる感覚が積み重なっていく。

また、英字新聞を持ち歩いていると、
「この人、英語できるかも?」という 良い誤解 が生まれる。
それが、英語の仕事に呼ばれるきっかけになることも多い。


⑤ 夏休みは、英語圏へ出る

一年のご褒美である夏季休暇。
可能な限り、海外へ出たい。

欧米でなくてもいい。
アジア圏でも、英語を使う場面は十分にある。

短期留学、国内の英語合宿、自治体の国際交流ボランティアでも構わない。
海外や異文化に触れることで、ちょい英語系としての立ち位置 が、職場でも確立されていく。


まとめ|年に一度、英語力を測ろう

毎年、人間ドックを受けるように、
英語力も 年に一度は測定 したい。

TOEICが難しければ、英検でもいい。
大切なのは、「毎年、英語資格にチャレンジしている」という事実だ。

英語は、できるかどうかより、続けているかどうか
ちょい英語系社員は、その最前線にいる。

今年こそ、英語を“かじる側”から、“使っている側”へ。
それだけで、仕事の風向きは確実に変わる。(了)


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