忙しすぎる毎日、それでも英語は続けたい
「仕事に、趣味に、家族との時間に……英語の勉強をする余裕なんてない。」
多くの社会人が、そう感じていると思います。私も例外ではありません。
朝はボーッとしてコーヒーをすすり、夜は一日働いてクタクタ。
ようやく迎えた週末は、ロックを聴いたり、スポーツ観戦を楽しんだりと、
英語の勉強とは程遠い時間を過ごしています。
では、そんな私がどうやって英語資格(英検・TOEICなど)を
何年も継続してこられたのか。
答えは、**「ルーティン化」**です。
努力ではなく、習慣として生活の中に“組み込む”こと。
これさえできれば、英語学習は長続きします。
始業前の30分が「黄金の時間」
私が見つけた最適な学習時間は、出勤前の30分です。
少し早めに家を出るだけで、通勤電車も座れるし、頭も冴えてくる。
朝の30分は、夜の1時間に匹敵する集中力があります。
人間の脳は、朝がいちばんリセットされている状態。
仕事のメールも入ってこない時間帯に、英語に向き合うと吸収が違います。
私はこの時間を「英語資格の黄金時間」と呼んでいます。
朝10分+通勤5分でも続けられる
ルーティン化の最大のポイントは、「時間を短く設定する」こと。
「毎日1時間やろう」と決めても、現実には続きません。
私の基本メニューはこうです。
- 朝10分:英字新聞『The Japan News』の社説を音読
- 通勤中5分:音読した箇所を頭の中でリピート
たったこれだけです。
それでも、積み重ねると確かな成果になります。
音読を「外に出す」と、継続できる
私がもうひとつ意識しているのは、
音読した社説をSNSに投稿することです。
「今日は○○の記事を読みました」「この表現が印象的でした」と短く書くだけ。
たとえ数人しか見ていなくても、“外に晒す”ことが継続の力になります。
不思議なもので、誰かが見ていると思うと、
「サボれない自分」になれるんです。
SNSは英語学習の敵ではなく、むしろ味方です。
「使う英語」を増やすと、続く
そしてもうひとつ大事なこと。
英語は“使う機会”があると続きます。
私は職場で、社内の英語支援チームに所属しています。
海外からのお客様のアテンドを担当したり、
会議の記録係を申し出たりと、
自分から英語を使うシーンを取りに行っています。
「完璧な英語じゃなくても、使う」。
この姿勢が、学びを生活に溶け込ませるコツです。
「毎日やる」より、「やる時間を決める」
継続のコツは、根性ではなく時間の固定化です。
- 朝の30分を“英語専用時間”にする
- 週末の朝に“まとめ読み”する
- SNSで「読んだ記録」を残す
これだけで、英語が“日常動作”になります。
資格勉強も、テスト前に慌てて取り組む必要がなくなります。
習慣が「才能」になる
続けるうちに気づいたのは、
英語は「センス」ではなく「習慣」で差がつくということです。
どんなに忙しくても、
- 朝の10分を確保し、
- 英字新聞を音読し、
- SNSで発信し、
- 職場で英語を使う。
このサイクルができると、
英語が“努力の対象”ではなく、“生活の一部”になります。
まとめ:無理しないルーティンが、最強の勉強法
英語資格を長く続けるために必要なのは、根性ではなく工夫。
日常の中に英語を“埋め込む”感覚でルーティンをつくることです。
- 始業前の30分を活用
- 朝10分の音読+SNS投稿
- 職場で英語を使う場をつくる
「続ける才能」は、誰にでもあります。
英語を学ぶことが“息をするように自然”になるまで、
まずは明日の朝、10分だけ英字新聞を開いてみましょう。(了)
