【趣味】ビートルズ、ストーンズ、そしてオアシス ― 英語が教えてくれた人生の3章

■ 第1章 ビートルズ──英語が“文化”になる瞬間

私が初めて英語に惹かれたのは、教科書でも試験でもなく、ラジオから流れたビートルズの曲でした。
高校時代、授業の一環で聞いた「A Hard Day’s Night」。たしか「完了形」の使い方をわかりやすく伝えてくれる例示だったのかもしれない。その歌詞がわからなくても、なぜか胸の奥に響いた。
英語は単なる科目ではなく、「気持ちを伝える言葉」なのだと気づかせてくれた瞬間でした。

高校では英語教育の専門家であるT先生と出会い、「英語を“生きた言葉”として楽しむ」姿勢を学びました。いまも時折、先生とはメールやLINEでやり取りをしています。
この“ビートルズの時代”が、私にとっての英語人生の原点です。


■ 第2章 ローリング・ストーンズ──英語が“旅”になる瞬間

社会人になって数十年。仕事に追われる日々のなかでも、音楽と英語だけは手放しませんでした。
そしてある年、思い切って単身シアトルへ。
目的はただ一つ──ローリング・ストーンズのライブを観るためです。

空港、ホテル、現地のショップ、ライブ会場。
そのすべてで、私の英語は“通じた”。
拙くても、相手が笑って返してくれる。
ライブ会場では、隣に座るアメリカ人家族との会話が弾んだ。
あの瞬間、「英語が通じる」とは、“心が通じる”ことなのだと実感しました。

TOEICの点数では測れない達成感。
あの旅で得た「生きた英語の手ごたえ」は、私の中で一生の宝です。


■ 第3章 オアシス──英語が“人生”になる瞬間

そして2025年夏。
今度は妻とロンドンへ渡り、オアシスの再結成ライブを観ました。
ビートルズの国、ストーンズの国、そしてオアシスの故郷。
あの地で聴いた「Don’t Look Back in Anger」は、まさに“英語で人生を聴く”時間でした。

学生のころは「勉強」だった英語が、いまでは「家族と分かち合う言葉」になっている。
私にとっての英語のゴールは、資格の点数ではなく、この“瞬間”だったのだと思います。


■ 終章 英語のゴールは、人との共鳴

英語を勉強してよかった。
その答えは、教室の中でも、試験会場の外にもありました。
それは、音楽と旅と人を通して見つけた「言葉の奇跡」です。

英語は、世界と自分をつなぐ“架け橋”。
そして、どんな世代になっても、心を動かす“永遠の青春”です。

あなたにも、きっと“英語で感じる瞬間”が訪れるはずです。
私の物語が、その一歩のきっかけになれば嬉しいです。

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