大学生にとってTOEIC600点はなぜ重要か
600点の壁に阻まれる日々
毎日の英語習慣:単語と耳慣らし
公式問題集で「本番力」を鍛える
大学生が600点を突破するためのポイント
父から娘へ、エールを込めて
まとめ
大学生が600点を突破するためのポイント
1. 単語力強化はパス単で十分
2. 耳慣らしを毎日継続
3. 公式問題集で模試演習
大学生にとってTOEIC600点はなぜ重要か
大学のカリキュラムや就職活動で、TOEIC600点が「最低限クリアすべきライン」として設定されることは珍しくありません。600点を超えれば、英語力を一定以上示す証拠になり、評価も大きく変わります。
「英検に合格しているから大丈夫」「大学受験で英語は得意だった」——そう思う人もいますが、TOEICは試験形式もスピード感もまったく別物です。私自身、英語は得意だったのに、600点の壁に何度も跳ね返されました。
600点の壁に阻まれる日々
初挑戦での結果は595点。あと5点が届かない。悔しさが残りました。
二度目は575点に後退。三度目でまた595点。
「一進一退」の繰り返しで、600点に手が届かない日々が続きました。
リスニングではスピードについていけず、リーディングでは時間配分を誤って塗り絵状態に。受験英語の延長では通用しないことを思い知らされました。
毎日の英語習慣:単語と耳慣らし
点数が伸び悩む中で取り入れたのは、単語強化と耳づくりです。
当時は『マスタリー2000』を使いましたが、今では販売されていません。代わりにおすすめなのが、**旺文社の『英検パス単(2級・準1級)』**です。
娘は英検2級をすでに取得し、準1級に挑戦していたところ、大学のカリキュラムの理由でTOEIC600点突破を目標にすることになりました。
実はこれは有利な変更です。なぜなら、英検2級レベルの単語力=TOEIC600点の土台だからです。
『パス単』を常に携帯し、通学や空き時間に少しずつ回すことで、効率よく語彙力を維持できます。準1級の単語まで触れていれば、TOEIC600点突破には十分対応できるはずです。
さらに、私は毎朝 **NHKラジオ「実践ビジネス英語」**を欠かさず聴いていました。最初はスピードに圧倒されましたが、毎日続けることで少しずつ耳が慣れ、リスニング力が底上げされました。
公式問題集で「本番力」を鍛える
語彙と耳づくりを支えにしつつ、仕上げに使ったのはTOEIC公式問題集でした。
私は毎週末、3時間をTOEIC対策に充てました。
- 2時間:模試を本番同様に解く
- 1時間:答え合わせと復習(間違えた理由を必ず確認)
この「週末3時間」の習慣が試験慣れを生み、リスニングもリーディングも安定。やがて600点を超え、最終的には760点に到達しました。
大学生が600点を突破するためのポイント
私の経験を踏まえると、大学生が600点を突破するには次の3点が効果的です。
- 単語力強化はパス単で十分
- 英検2級レベル=TOEIC600点の目安。
- 準1級単語まで触れていれば余裕を持って臨める。
- 耳慣らしを毎日継続
- NHKラジオやポッドキャストを毎日15分でも聞く。
- 毎朝の習慣化がリスニング力を底上げ。
- 公式問題集で模試演習
- 本番と同じ環境で解き、時間配分を体に叩き込む。
- 復習で弱点を分析し、次に活かす。
父から娘へ、エールを込めて
TOEICは「満点を狙う試験」ではなく、「必要な点数を確実に取る試験」です。
私自身、595点で悔し涙を流し、575点で落ち込み、再び595点で頭を抱えました。しかしその一進一退があったからこそ、成長を実感できました。
娘には、同じ壁に悩みつつも、父を超えていってほしい。英検準1級の勉強をしていた努力は、決して無駄になりません。TOEIC600点突破の大きな武器になるはずです。
まとめ
TOEIC600点は、大学生にとって重要な通過点。
- 単語は『英検パス単(2級・準1級)』を活用
- 毎朝のNHKラジオで耳を鍛える
- 週末は公式問題集で模試演習
この3本柱を続ければ、600点の壁は必ず突破できます。
そしてそれは、次のステップ——TOEIC700点、英検準1級、さらにその先への道にもつながります。