【貿易】簿記3級は資格のワイルドカード

日商簿記検定3級を取ろう
仕事において、自分としっかり向き合うためには土台が必要である。
日商簿記検定3級(簿記3級)は、社会人として、絶対的に外せないスキルである。
英語(TOEIC)、パソコン(ワード、エクセル)、そして会計(簿記)。この三つの資格こそ、社会人として、たしなむ程度にできた方がいい。
TOEICであれば600点、パソコンであればMOSスペシャリスト(ワードとエクセル)、そして、簿記3級。この三つをコンプリートしておけば、社会人として、そこそこの能力があるとして、どんな業界でも渡り歩くことができる。
これに加えて、自動車運転免許もあれば完璧だ。
蛇足ながら、自動車運転免許は、昔は、大人になれば誰しもが取得していたので、あえて「スキル」としては言及していなかったものの、昨今、若者の「クルマ離れ」が深刻なので、あえて述べさせていただいた。
TOEIC600、MOSスペシャリスト、簿記3級、自動車運転免許。
この四つは、大人になれば押さえておきたい資格である。
仕事のみならず、豊かな人生を送るためにも、必須アイテムである。

1.貿易と簿記3級
貿易実務のみならず、会計の知識は、どんな業界でも必須である。
特に、貿易業界は、外貨や為替の知識が必須のため、通関士、貿易実務検定と並行して、簿記3級の勉強をすることをおすすめしたい。
難関度は、やさしい順に、簿記3級、貿易実務検定C級、通関士。 
だから、貿易業界に入ったり、興味がある人には、まず、とっかかりとして、TOEICと簿記3級の勉強だけはやっておいた方がいい。
仮に、自分が貿易業界に向いていないとか、好きになれないという事実に直面したとしても、TOEICと簿記3級をやっていれば、他の業界への汎用性が効くので、コスパが良い。いきなり貿易実務検定や通関士の勉強を始めて、貿易業界に向いていないと後でわかり、手を引くようになっては、ちょっと、お金と時間の損失が大きい。
だから、貿易従事者は、会社がなんと言おうと、「英語、会計(簿記)、パソコン」の三つを取り組んでいこう。
通関士や貿易実務検定は、貿易ビジネスで生涯食っていこうと、腹をくくってからでも遅くはない。
貿易従事者こそ、簿記をやって、金融リテラシーを身に付けることが先決である。

2.合格のやり方
簿記3級自体は、それほど難関な資格ではない。
けれども「独学」では、ややとっつきにくい面もある。
それは、簿記の世界は、「理屈」や「理論」だけでは、太刀打ちできないから、会計のプロ(簿記科目のあるスクール)に教わるのが合格への近道である。
たとえば、簿記の世界では、「借方」と「貸方」という用語がでてくる。
これは、用語は、ズバリ「そういうものだ」と覚えるしかない。変に理屈で覚えようとすると、話がややこしくなる。
これは、たとえば、「豆腐と納豆」という考え方に近い。
豆腐は豆腐、納豆は納豆というように、「理屈抜き」に覚えるしかない。
変に「豆を腐らせるから納豆」とか「豆を収めて作るから豆腐」という「理屈」で考えると、混乱の元になる。
簿記3級に関しては、下手に独学でチャレンジするよりも、スクールに通ったほうが効果てきめんである。
コスパを重視する人は、自治体や商工会議所が主催する市民講座がおすすめ。
私も、簿記3級については、地元自治体が主催する「簿記3級講座」に申込み、無事に合格することができた。
原ら気ながら学んだため、週1回、(計10回)夜間に開講する講座であった。
これだけでも、十分に合格は狙える。

3.お金の勉強としての簿記
簿記を学ぶにあたって、仕事ばかりでなく、実生活に役に立った。
簿記の勉強をはじめるにあたって、いちばん効果的な学習方法は、家計簿をつけて、自分自身の金の流れを客観的に把握することである。
月の光熱費がいくら払っているのか、とか、住宅ローンがどれくらい残っているのか、とか、知っているつもりで、意外と知らないことが多い。
簿記を学ぶことによって、「金銭感覚」が身につくようになる。
さらに、ファイナンシャル・プランナー(FP)試験も、将来的にチャレンジすることになれば、簿記3級とFP3級を持っていれば、マネーリテラシ―が抜群に高くなる。
給料明細や源泉徴収票の見方、確定申告や保険料の支払いなど、会社では、なかなか誰も教えてくれない「お金の勉強」を学ぶことができる。
いや、会社で、「お金のこと」を、あれこれ教えてくれる人は、逆に注意した方がいい。私の経験では、うまい話にはウラがあるので、親身になって「お金」の相談に乗ってくれる人や、儲け話を紹介するは、なんらかの下心がある人も中にはいるので…、
そういう意味からも、世の中に「上手い話は無い」という真っ当な金銭感覚を身に付くためにも、基本的な会計知識である「簿記」のスキルは必要だ。

4.まとめ(夢を咲かせる)
簿記のトレーニングは、仕事や生活の基礎体力づくり。
簿記を学ぶことで、お金の流れを知り、あとは、自分の関心のある業界にて、簿記の知識(モノの考え方)を使って、仕事の貢献度を増そう。
簿記のスキルで、収入が増え、稼ぐ力を養い、生活が豊かになる。
将来、独立や起業を考えている人にとっても、自分の会社の経理を会計士あy税理士に任せるにしても、簿記3級の知識を持って、会計帳簿を「読める」人間になった方が良い。
簿記3級は、あなたの夢プランを咲かせる偉大な一歩である。

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