【TOEIC】40代で300点アップさせた私のモチベーション保持方法

私の「やり直し英語」は、40歳からスタート。
40歳までのTOEIC L&Rテストは430点。(当時は、L&Rという名称ではない)
そこで、50歳までに730点突破という目標を立てて、48歳で750点に到達。
目標としていた730点クリアを達成した。
「35歳を過ぎると英語の上達は無理」との定説を打ち破ったことは、自分のキャリアにとって、自信につながった。
そこで、こうした経験を、多くの方に共有したくて、40代でTOEICスコアを300点上げたモチベーションを具体的に紹介していく。

 1.出世遅れを挽回する
40代からのやり直しTOEICについては、モチベーションがすべてである。
なんでTOEICのスコアを上げたいのか、
具体的には、なんでTOEIC730点を達成したいのか。
そのイメージを明確に持つことが大切である。
私の場合、50歳までに730点を目標としたのは、キャリアの逆転ホームランを目論んだからである。
40歳ともなれば、出世において、同期との「差」がつくことである。
また、後輩に「先」を越されることがある。
出世だけが人生ではないが「気にならない」といったらウソになる。
人事のことは、私たちにはどうすることもできない。
なんでアイツが俺なんかより出世するのか?
そこで、なんとかして「出世の周回遅れ」を挽回したい。
私の場合、たまたま「数値化」で評価されるTOEICに目を付けた。
仮に出世レースに周回遅れになったとしても、TOEICである程度のスコア(私が設定したのは、自社の海外派遣の目安とされる)730点である。
自分がTOEIC730点を取って、人事にギャフンといわせたい、というのが、最大の勉強のモチベーションとなった。
TOEICを活用して合法的な「報復劇」を目論んだ。
もちろん、それほど出世にこだわったわけではない。
ただし、勉強を継続する上での動議づけになったもは事実である。
出世が遅れたという「屈辱」や「プライド崩壊」をバネにして、TOEICの学習が嫌になったら、そのことを思い出し、いつか、730点達成という逆転ホームランを打ちたいと思い描いていたのも事実である。
TOEICは、数字がシビアに評価されるので、その点、他者とのレベル評価が明確になる。もちろん自分自身の戦いではあるが、スコアアップのためには、「出世」という鼻先のニンジンをぶら下げて、奮起した。
過度に出世レースを意識する必要はないが、中堅世代からの「英語やり直し」の動機については、社会人にとって避けて通れない「昇進」ということを、勉強の目標に据えてもいいかもしれない。

 2.恩師(メンター)を頼る
TOEIC対策、英語学習は孤独な闘いである。
やはり、勉強する以上は、なんらかの先生を持つことが必要である。
私の場合、40代でやり直し英語を決意したことに際して、それまで年賀状の交換だけの付き合いだった高校時代の英語教師を英語の師匠として据えることとした。
(先生は、いい迷惑だったかもしれないが…)
T先生は、私の高校1年の時の英語の先生で、たまたま洋楽を介しての英語教育を取り入れた授業を行っていたので、親近感が沸いていた。年賀状だけは欠かせずやりとりがあったので、実際に40歳の時、先生と直接会って、TOEIC対策を請うことにした。
突然の相談(訪問)に、先生は嫌な顔をせず、いろいろ相談に乗ってもらった。
先生との面会は、たった一度だが、それでも精神的に「英語の師匠」を持つことは、心強くなった。
なんとかして、T先生に「TOEIC730点突破」の吉報を届けたい。
そんな気持ちが、毎日継続する勉強の動機づけのひとつにもなった。
また高校時代の恩師だけでなく、職場にも、英語に関して尊敬できる先輩を、師匠(メンター)と位置づけ、英語の学習方法に助言してもらった。
英語の勉強が嫌になると、先生や師匠の顔を思い浮かべて、頑張りモードのカンフル剤とした。

 3.夢をイメージする
TOEICスコアアップのコツとしては、目標(たとえば730点)に到達したら、それで満足することなく、結局、英語で何をしたいのかを思い描いた方がいい。
私の職場では、海外赴任の選考基準が730点以上であった。
アメリカやカナダでの駐在赴任の募集枠があった。
そこで、観光で何度も訪れて、個人的に気に入っている「カナダ赴任」を、目標として、そのためにTOEIC730点を突破したいという気持ちを強く持った。
「TOEIC730点を取ってカナダ赴任を希望する」という目標ではあったが、逆に、「カナダ赴任をするために、TOEIC730点を取る」というゴールから逆算した。
特に、ある程度の年齢を重ねてからの英語勉強は、具体的なキャリアイメージがないと挫折しやすいと思う。
カナダに赴任すること。もっと具体的なイメージを持つことにした。
カナダに単身赴任して、クリスマス休暇には、日本にいる家族を呼んで、カナダでスキーリゾートをする。
カナダの鉄道事情や大リーグ(トロント・ブルージェイズ)などに関心を持つ。
こうした勉強一辺倒ではなく、趣味や娯楽もカナダ・モードにシフトして、赴任先での過ごし方をイメージした。
英語が出来たら、こんな夢を叶えたい、という常にポジティブなイメージを描くことで、TOEICテストに対して前向きなイメージを持つことを常とした。

 4.まとめ
TOEIC730点は、きちんと対策をとれば、決して難しくないスコアである。
いかに挫折することなく、毎日のトレーニングを継続するか。
年齢を言い訳にせず、日々の学習の習慣を図れるか。
・出世欲
・恩師との再会
・夢実現のイメージ
こんなことを考えながら、40代から勉強する習慣を身に付けてきた。
勉強に王道なし、ただ継続するのみ。
大切なのは、挫折なく継続するモチベーションをどう保つかである。

タイトルとURLをコピーしました