宅建は勉強して損はないです!
年間20万人以上の人が宅建に挑戦している。
合格率20%。これは何を意味するのか?
宅建試験には、年間で20万人もの受験者がいる「マンモス資格」である。
それだけ人気があり、合格したら一目置かれる存在になれる。
もちろん受験者20万人の中には、会社の命令で仕方なく受験して、合格する気がさらさらない「記念受験組」もいるだろう。
けれども資格に挑戦したら、合格したいと思うのが人間…。
宅建士合格した場合、
・就職、転職に有利
・住み替え、住宅購入に役立つ
・不動産投資を後押し
こうした恩恵に授かることができる。
ここでは宅建士の根強い人気の秘密と取得するメリットを紹介していく。
1.就職・転職に有利
不動産、金融業界に就職、転職を考えている人にとっては、宅建有資格者は、非常に有利である。
そもそも不動産業界は、5人に1人を宅建士を置かなければならない、という規定があるので、どの会社でも人材を確保しておきたいところ。
(ちなみに、こうした配置を必須する資格は、意外と少ない。さらに、不動産契約に際して「重要事項説明」は、宅建士だけに認められている制度である。
不動産業界のみならず、金融、小売業には、非常に有利である。
その割には、合格率20%。正解率7割(つまり、100点満点で70点以上取れれれば合格)という、コスパに優れた資格のひとつ。人気が高いのもうなづける。
唯一のデメリットといえば、TOEIC・英検などの「英語試験」に比べて、世間の「知名度」が低いこと。
「宅建を持っている」という状況が、どれだけ凄いことなのか、なかなか理解してもらえないのも事実である。
そんな中、ドラマ「正直不動産」は、宅建士への追い風となった。
人気ドラマの影響はあなどれない。
「半沢直樹」での銀行や金融庁、「海猿」での海上保安庁など、比較的マイナーと呼ばれる業界が、ドラマ後に志願者が殺到したと聞く。
ちなみに私の知り合いにも、「正直不動産」のドラマで宅建士のお仕事を知った親戚筋から、「相続時のアドバイスをして欲しい」と頼りにされたらしい。
宅建士にとっては、追い風が吹いているのも事実である。
2.部屋探し・住宅購入に役立つ
不動産屋さんには、なんとなく怖いイメージはないだろうか?
ネットで予め調べたり、店舗に張り出されてる物件は、すでに「契約済」。自分の意中にない別件を紹介されたり…。
なにかと「ひとり暮らし」は、勇気がいるが、その難関のひとつが、「不動産屋さんとの交渉」である。
でも、自分が宅建を持っている(勉強をしている)のなら、斡旋から契約までの手続きが良く分かっているので、恐れるに足りない。
いや、不動産屋さんも、こちら(客側)が、宅建を持っていると知ると、きちんと誠意をもって対応してくれるであろう。
賃貸アパートやマンションならば、仮に失敗しても「痛み」はそれほどでもない。
嫌ならば、「住み替え」すればいいだけの話である。
問題なのが「自宅の購入」。これは、出費もかさみ、失敗が許されない。
なにしろ、住宅は、教育・老後とともに人生の「三大出費」である。
ほとんどの人が、住宅ローンを使うことになる。不動産のみならず、金融業界との人とも、対峙しなくてはならない。悪徳業者の餌食になってはいけない。
けれども、もし「宅建士」の資格があれば、宅建の知識が役立つ。
宅建を通して、自宅を購入し、世の中の流れが手に取るようにわかる。
ビクビクしてはいられない。自分も経済を回していかなくてはダメ。
そんなとき、後押ししてくれるのは、不動産知識に裏付けられた「宅建」の資格である。就職、転職だけでなく、自分自身の不動産購入にも、役立つ。
自分の購入ばかりではなく、両親や親戚の自宅売却や相続の相談にも、頼られる存在になるし、ひょっとしたら、自分が考えもしなかった良いことが舞い込んでくるかもしれない…。
この意味でも、宅建士は取得して「損」はない資格だと思う。
3.不動産投資をはじめる
就職・転職、自身の住宅購入に有利な資格が宅建士。
さらに、経済的に余裕のある人ならば、不動産投資を始めるのはどうだろう。
銀行に預けても、金利はスズメの涙ほど。株券やFXでは、リスクが高すぎる。
そんな中、手堅く「利回り」で稼ぐことができる「不動産投資」に注目が集まっている。物件のメンテナンスを外注に任せ、入居者さえいれば、「大家さんビジネス」として、副業として注目される。
もちろん不動産投資の物件の際にも、業者からの「重要事項説明」があるだろう。
こちら側が「宅建士」であれば、相手も誠意をもって対応してくれるのは、自宅購入の時と同じである。
不動産投資で手堅く副業を育てたいい方にとっても、宅建はうってつけである。
なにしろ、賃貸借契約書、不動産売買契約書といった書類が「読める」人であれば、後押してくれるだろう。あとは、物件に「惚れた」場合、行動あるのみ。
4.まとめ(宅建を取ろう!)
以上のとおり、宅建士の資格は、とてもおすすめ。
・就職、転職に有利
・住み替え、住宅購入に役立つ
・不動産投資を後押し
これだけのメリットを享受できるのは、ちょっと稀有な存在である。
私の場合、不動産業界とはまったく関係のない仕事を長く携わっていた。それでも、宅建で培った「民法の知識」で、金融業、倉庫業、通関業といった他業種との交渉にも、役立てた。
さらにTOEIC730点、英検2級といった「英語の資格」もそこそこ持っていたので、「英語のできる宅建士」として、会社でもユニークな立ち位置となった。
なにより励みになったのは、宅建士を持っていることで、仕事がイヤになった場合、「こんな会社、いつでも辞めてやる」という覚悟ができていたのが、何よりのメリットである。
宅建士のアイテムを取得して、輝く未来に旅立とう!