TOEICスコアがわからないと先へ進めない⁈
充実した人生を送りたいなら「自動車免許」と「TOEIC600点以上」は必須である。
仕事のみならず、プライベートも豊かになる。
別にクルマを運転しなくても生きていけるように、英語ができなくても、日本にいては不自由はない。けれども、少しでも刺激のある生活を送りたいなら、クルマの運転と、そこそこの英語使いは、取らなければいけない試験である。
TOEIC L&Rに関しては、最低でも600点、可能であれば730点は欲しいところ。
600点を境に、英語を取り巻く環境が劇的に変化する。
独学で目標を達成するためには、
・TOEICテスト・マスタリー2000
・マーフィーのケンブリッジ英文法
・TOEIC公式問題集
の三教材を中心にトレーニングを積むことをおすすめしたい。
1.はじめに(TOEICを受けよう)
何をもって「英語ができる」という人となるのか。
漠然であるものの、TOEIC600点以上のスコアであれば、一応、英語ができる側の人として、公私にわたり認知されるようである。
「いやいやTOEICなんてまだ早い。まずは英語の勉強しなくては…」
こう反論して、なかなかTOEICを受けない人がいる。
まずは、TOEICを受けて、自分の実力がどの程度なのか知ることが必要である。
ダイエットにしても、まず体重計に乗って、自分の体重がどのくらいなのか、数値で客観視することから始める。
TOEICを受けないで、TOEICのトレーニングをするということは、体重計に乗らないでダイエットに挑戦するようなものである。
TOEIC L&Rテストの場合、年10回は開催されている。
だから、今すぐ申し込んで、3カ月後に受験する仕組みが取られている。
2.TOEIC L&Rテストの紹介
(TOEIC S&Wテストという、スピーキング(S)、ライティング(W)に限定したテストがあるが、こちらは、リスニング(L)、リーディング(R)テストよりは一般的ではない。ここでいうTOEICは、特別な断りのない限り、L&Rテストのこと。)
2時間200問、すべて4択のマークシート。
はじめて受験する人には、そのボリュームの多さに面食らうだろう。
英検と違うのは、ビギナーから超上級者まで、「同じテスト」を受けることにある。だから、とりあえず試験を受けて、出来の悪さに失望することはない。
特に、リーディング部門では、時間内に終わらず、制限時間まで、適当にマークシートを塗りつぶすことを「ぬり絵」という。そんな言葉があるくらいだから、時間内に終わらせる必要はない。
まずは、勉強を本格的にはじめる前に、本番のテストを受けてみよう。
気をつけたいのは、初心者向けでないことと、受験料が高額なこと。
TOEIC試験は、英語力を測定するテストなので、正直、ビギナーにはツライ。
けれども、それで英語嫌いになってしまっては元も子もない。
ビギナー向けに「TOEICブリッジテスト」というのもあるが、これを受けるのならば、むしろ英検3級や準2級を受けた方がいい。
なぜならTOEICブリッジのスコアを持つ位置づけが確立されていからである。
TOEICで自信喪失になるくらいなら、初めから「英検」に絞りたいところ。
また、受験料については、7,810円(リピート割引で7,150円)と、高額である。
記念受験、測定受験のために、おいそれと払える金額ではない。
もちろん本番試験会場の持つ独特の雰囲気や緊張感を体験したいが、受験料が割高なので、安く済ませたいところ…。
そんな人におすすめなのは、リント社から出ている隔月刊雑誌の「TOEICプラスマガジン」を使ってみるのはどうだろう。
この雑誌には、本場さながらの200問摸試が掲載されていて、自動採点機能がある。
これで、おおよそのTOEICスコアが判定される。
ここでは、良いスコアを目指すのではなく、自分の実力を知るために挑戦したい。
そして、たとえば、400点台の人は、500点突破を目指すというように、100点上乗せの学習トレーニングの目安値としたい。
繰り返すが、「勉強してからTOEIC」ではなく、あくまでも「TOEICが先、勉強は後」というペースを守っていただきたい。
3.TOEIC600点への道
ひとたびTOEICトレーニングをはじめるにあたっては、まずは、中級者の仲間入りである600点を目指そう。(英検2級相当)
英語を学ぶ上でのデフォルトが600点。
600点を達していない人は、語彙力、文法力、読解力が、不足しているようである。
これを克服するのは、以下の3点の教材がおすすめ。
・TOEICテスト・マスタリー2000
・マーフィーのケンブリッジ英文法
・TOEIC公式問題集
TOEIC600点未満の人は、基礎的な英単熟語と英文法ができてないことが多い。
私自身も600点の壁に何度も跳ね返されたが、マスタリー2000で、英語を使う上でのベースになる語彙力、マーフィー英文法(初級編)によって「今さら人に聞けない」文法ルールの超初歩的ルールを学ぶことにした。
スキマ時間に「マスタリー2000」、机上での毎日30分から1時間の勉強を、マーフィー英文法(ユニット毎に区切ることができる)に当てた。
そして、休日は、公式問題集で本番さながら、2時間の模擬試験に挑戦。マークシートをコピーに撮り、何度も繰り返し、挑戦した。
「マスタリー2000」「マーフィー英文法」「公式問題集」。
この三つの書籍のおかげで、私も独学で600点を超えることができた。
TOEICビギナーにとって、効率よく、さらにあまりお金をかけたくなく、600点を目指す人にはうってつけの勉強法である。