【TOEIC】600点で目指す「なんちゃって英語屋さん」

上をみたらキリがない。
SNS界隈では、TOEIC900点以上や満点の人がゴマンといる。
へこむ気持ちもわからないでもない。
でも大丈夫、高得点者は化け物です。
我々とは違います。
けれども、TOEC600点以上を目指すことは、やってやれないことはありません。
そこで、今回は、TOEIC600点をゴールとして、英語ができない人から「できる人」と思われる「なんちゃって英語屋さん」を目指して行きましょう。

 1.600点ならハッタリが効く
スゴイことに、私の経験上、英語ができない人から見れば、TOECが満点だろうと、600点だろうと、「英語ができるスゴイ人」にカウントされます。
これは何を意味するのでしょうか?
TOEICに関しては、最低でも600点、可能ならば730点くらいを目指して、「英語ができる人」の仲間入りだけしておいて、あとは、他の分野を磨いた方が良いのではないか、と気づくようになりました。
私自身、40才でのTOEICスコアが430点、そこから「やり直し英語」に奮起して、目標は730点に設定しました。
595点くらいから、なんとなく職場で「英語ができる人=英語屋さん」と認知され始めたのです。
現在、私のTOEIC自己ベストが760点。800点の壁にぶち当たっています。
760点からみれば、900点や満点の人は「凄いなぁ」と関心する一方、我々とは違うんだという、一種のあきらめの気持ちがあるのも事実です。 
TOEIC高得点者は、生半端な気持ちでは到達しません。
負け犬の遠吠えかもしれませんが、そういう高得点者は「何か」を犠牲にしています。ここに、我々凡人が、彼らを打ち負かす戦略がありそうです。
TOEICという正攻法では、かなわない相手に対して、ゲリラ戦で臨む。
幸運にして、私は、スキルの棚卸をして、自分に自信がつきました。
それは、通関士と宅建を持っている、ということです。
あとは、英語、せいぜい履歴書に書けるくらいのスコア(600点)を獲得してしてしまえば、「英語×貿易×不動産」のキャリアがあるため、TOEIC高得点者と対等、もしくはそれ以上の希少価値を発揮することができました。
この経験から提案するのは、TOEICの「沼」にハマるのもいいけれど、自分には、TOEICの才能がないと感じている人にとっては、TOEICは600点をとりあえず取り、あとは、TOEICから別資格へのシフトをする。
「英語プラスアルファのスキルの掛け算」をして、「英語オンリーワン」の人との勝負を「うっちゃり」で負かしてしまいましょう。
ポイントとなるのは、「そこそこの資格」です。
世間は、TOEIC満点だろうと600点だろうと、そこまでこだわっていません。
スコアにこだわっているのは、TOEIC挑戦者の方です。
もちろんあくなきTOEICへのチャレンジは良いことです。年に一度の英語レベルチェックとしてTOEIFCの受験をススメますし、せっかく受験するのなら、好スコアを目指して、しっかり勉強することは必要です。
ポイントとなるのは、TOEIC600点程度です。
もちろんネイティブスピーカーとの英語を使った交渉などは難しいレベルではあります。でも、スマホや辞書などを頼りに、なんとか英文を解釈できるレベルではないでしょうか。つまり「英語に逃げていない」というレベルです。
自分が何になるにせよ、どんなスキルのイメージをするにせよ、英語自体は、ビジネス業界においてのデフォルト(必須条件)です。
だから、TOEIC600点程度は獲得しましょう。

 2.最小限でTOEIC600点突破法
TOEIC600点ならば、独学で誰でも突破は可能です。
準備する教材は、次の三つをおススメします。 
・旺文社 TOEICテスト英単語・熟語マスタリー2000
・マーフィーのケンブリッジ英文法・初級編
・TOEIC公式問題集


要するに、TOEIC対策では、「語彙、文法、問題集」これに尽きます。
単熟語集「マスタリー2000」や、文法書の「マーフィー英文法」は、あくまでも、私が600点を突破した際に主軸として使用していた教材です。
大型書店などに足を運び、自分の好みの教材を用意してください。
TOEIC600点を目指すのであれば、「語彙集」と「英文法参考書」の二つのジャンルは欠かせないようにしてください。
公式問題集は、本番に向けて「試験慣れ」をしておく必要があるので、揃えておくと良いでしょう。しばらく英語から遠ざかっていた「やり直し英語学習者」にとっては、毎日、少しずつ英語を聴くクセをつけたほうがいいので、上記の教材のほか、NHKラジオ英会話のテキストを買って、毎日15分、英語ラジオで学習する習慣をつけるのも良いかもしれません。
ただし、英語ニュースや英字新聞は、この段階では手を出さない方がいいでしょう。何事も「カタチ」から入るのは、良いことですが、私の経験からすれば、どうも「意識の高さ」ばかりが先行して、かえってTOEICスコアに反映されにくいきらいがあります。まずは、語彙、文法、問題集で基礎力をしっかりつけましょう。

 3.まとめ(毎日やる)
TOEIC600点といえども、あなどってはいけません。
しかし、やり方さえ間違わなければ、独学でも十分達成は可能です。
あとは、揃えた教材を「いつ、どのタイミングでやるか」です。
週末にまとめてやるよりも、少しでもいいから、毎日、英語の勉強を続ける方が効果的です。 
マスタリー英単熟語なら、1日1ページ。
マーフィー英文法なら、1日1課。
こうして、一日のリズムを確立してきましょう。
そして、休日の「まとまった時間」が取れる時に、本番さながらに、2時間通しで、「公式問題集」にチャレンジしてみましょう。
英語が苦手な人にとっては苦しいかもしれません。
でも苦手だからこそ、せめて、英語屋さんになるためのパスポートとして、TOEIC600点を目指しましょう。
見事に600点を達成したら、更に上を目指すも良し。今度は、英語以外のスキルをチャレンジして、差別化、希少化を図るも良し。
TOEIC600点は、一応、そこそこ英語ができる人と認知されます。
英語できない人からみれば(満点者やハイスコア獲得者と同じように)尊敬のまなざしを浴びることでしょう。
これはまさに、TOEIC600点から730点くらいが、コスパもタイパも優れて、「ほどほどちょうどいい」英語の資格レベルと言えるのではないでしょうか。

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