【TOEIC】試験日の朝に聴くべきローリング・ストーンズの曲5選

英語の勉強にはストーンズ
TOEIC L&Rテスト本番当日、リラックスして会場入り。本番までの「最後の悪あがき」をするには、ロックを聴くこと。
とりわけローリング・ストーンズは、英語の勉強との相性がいい。
メリハリのあるドラミングとツインギターの奏でるブルージーなグルーヴ感。
勉強のBGMにはぴったりである。(ビートルズの楽曲ように、歌詞やアレンジに耳を引っ張られることは少ないです。)
今では、音楽配信サービスという便利なものがある。
次のプレイリストを作成してみよう。
試験当日に聴くべきストーンズはこの5曲。
・ROUTE 66
・LOVE IN VAIN
・Waiting On A Friend
・You Can’t Always Get What You Want
・Sympathy For The Devil
では、TOEIC試験までに「押さえておきたいポイント」を深掘りしてみましょう。

1.ルート66(ROUTE 66)
TOEICでは、必ず交通状況を選ばせる問題があります。
本来の道が、工事中やイベント開催で渋滞しているので、別ルートへ回避することを勧めるラジオ情報などがリスニングの定番。
このようなリスニングの場合、選択肢にある「地名」「通り名」を聴き取れるかがポイントです。
ストーンズの「ルート66」は、まさに、そんな「地名」聞き取りには、うってつけの教材。ちなみにルート66とは、アメリカ合衆国の主要幹線道路のことで、日本でいえば、「東海道」とか「国道1号線」みたいなもの。
冒頭に歌われるのが、「シカゴからLAまで2,000マイル以上ある」という一文。これがルート66の起点から終点までの「動脈」と「長さ」を表している。
以下、セントルイス、ミズーリ、オクラハマシティなど、数々の都市名が出てくる。
きちんと整理しておこう。(TOEICでも、何の街に何があるのかが問われます)
ちなみに、曲中アリゾナ州の「フラッグスタッフ」という地名が出てきます。私もこの街に訪れたことがありますが、この曲では「フラッグスタッフ・アリゾナ」と畳みかけるようにミックが歌っていますが、この部分が聞き取れるようになったのは、TOEIC730点を超えたあたりからでした…。
この曲を聴いて、アメリカ大陸横断のドライブに思いを馳せるのもいいかもしれません。

2.むなしき愛(LOVE IN VAIN)
まず邦題を含めて、タイトルは必ずインプットしておきましょう。
 ”in vain”(むなしい)という言葉は、TOEICでも英検でも必須熟語です。
冒頭、「俺は手にスーツケースを持って、彼女を駅まで追いかけた」とあります。
これは、TOEICではいえば、Part1の写真問題に問われそうな状況です。
「駅にいる男がスーツケースを持っている」という写真問題を問われそうです。
ちなみに、曲調はスローで、むせび泣くギターサウンドは、列車をイメージしているのでしょうか?ストーンズの中では、比較的、歌詞(意味)は取りやすい一曲です。

3.友を待つ(Waiting On A Friend)
戸口(Doorway)に立つミックの元にキースが合流、メンバーの待つパブへ。
動画サイトで、この曲のヴィデオ・クリップを見て「予習」しておきましょう。
「俺は戸口に立って、歩いていく女たちを眺めている…」
冒頭のセリフ、これは、まさにTOEICの写真問題のひとつ。
さらに、サビメロには、
「俺は、女を待っているんじゃない。友達を待っているんだ」
というセリフはTOEIC学習者にとって必聴のフレーズ。
なにしろ、この手のセリフは、TOEICの「ひっかけ問題」に累出されます。
男が待っているのは、女なのか、友達なのか。
文中(曲中)で歌われる人間関係をしっかり押さえておきましょう。

4.無情の世界(You Can’t Always Get What You Want)
「むなしき愛」では、邦題を覚えることをおすすめしましたが、この曲は無用です。
タイトルの”You Can’t Always Get What You Want”とは、「お望みのものは、いつも手に入るとは限らない」と訳されます。「無情の世界」とは、やや飛躍し過ぎのきらいがあります。邦題ではなく、訳を覚えてしまいましょう。 
特に、”What you want”という部分、TOEICのPART5/6で出題されたことがあります。
ストーンズは、ビートルズに比べて、「TOEICあるある」の宝庫。
なかでも、この曲は、Reception(歓迎パーティー)、Prescriptin(処方せん)、など、TOEIC最重要単語の嵐。何の脈絡もない言葉が、ミック・ジャガー特有の「韻(いん)」を踏んでいるので、この曲で語られている状況を丁寧に噛みしめましょう。
Receptionが登場する歌詞の部分は、「今夜、歓迎パーティーで見かけた女は、片手にワイングラスを持っていた」。一方、Prescriptionが出てくるのは、「医者の処方せんを持って、チェルシー薬局に行った」というくだり。どちらのシーンも「TOEICあるある」ですね。ミックが何を歌っているのか、よくわからない曲が多いストーンズですが、この曲は、情景が浮かびやすいので、TOEIC本番前の息抜きにおすすめです。

5.悪魔を憐れむ歌(Sympathy For The Devil)
最後に紹介するのは、やはりこの曲です。
タイトルで使われる”Sympathy”という単語、確かに「憐れみ」という意味なのですが、この曲では、むしろ「共感」という意味が近いような気がします。しばし「悪魔を憐れむ歌」というのは「誤訳ではないのか」と論争のタネになるのは、雑学として知っておきましょう。
曲の冒頭、「自己紹介させていただきたい。私は裕福で上品な趣味を持つ男です」と、いきなりの先制パンチ。(TOEICあるあるですね)
そして、この男の「語り」に耳を傾けましょう。
押さえておくべき言葉は、地名と人名。
どこで誰が何をしたのか?これは、TOEICのみならず、英語学習者にとっては、聞き逃していはいけません。
「セントピーターズバーグで変化が必要だと感じて大臣を殺した」
「ボンペイに着く前に抒情詩人を殺した」
さすがにTOEICでは「殺し」「殺され」はでてきません。
しかし、地名と人名(職業名含む)と行為。これは整理しておきましょう。
更に、曲中、「誰がケネディを暗殺したのか?」というフレーズが出てきます。
もちろん「暗殺」なんて野蛮なことも、TOEICの世界では無縁ですが、「〇〇したのは誰ですか?」という問いかけは、Part2ではよく出てきますので、覚えていて損ということはありません。

6.まとめ(TOEICとストーンズ)
ロック愛好家、特にストーンズが好きな人が、これからTOECにチャレンジするならば、最低でも「無情の世界」と「悪魔を憐れむ歌」の2曲は、スマホにダウンロードして、試験当日に聴き込みましょう。
ミック・ジャガーになり切ってソラで(英語歌詞を見なくても)歌えるくらいに覚えてしまいましょう。
勉強のリフレッシュになりますし、来たるべきTOEICテストも怖くありません。

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