英語に明るい人から「できる人」へ
TOEIC L&Rテストをはじめたら730点を目指したい。
目標は中級レベルの600点。
600点の実力があれば、730点まであとひと息。
なぜなら会社が求めるTOEIC指標は、600点と730点は比べモノにならない。
600点の実力があれば、730点は「あとひと息」で到達できるレベル。
世間的には、730点も取れれば、800点、900点だろうと遜色がない。
600点が「英語に明るい人」なら、730点が「英語ができる人」になる。
せっかくなら、英語ができる人と呼ばれるようになろう。
・朝の時間
・スキマ時間
・休日
これらの勉強を区切ることで、730点をたぐり寄せることができる。
では、具体的に勉強法を深堀りしていこう。
1.朝の時間:軸足教材
独学といえども、やみくもに問題集ばかりやっても効果があがらない。
一日1時間、主軸となる「通信教材」を選ぼう。
私の場合、アルクのTOEIC完全克服700点コースを利用した。
別に、スタディサプリでもいいかもしれない。
要は、朝、一時間早起きして、TOEICの勉強をする習慣をつけることが大切である。
「アルク通信講座」は、1日1時間をやりきる工夫がなされている。
継続するには、ちょうどいい分量である。
英語の勉強は、週末にまとめてやるより、毎日、少しずつやったほうがいい。
朝の時間なら、頭も冴えてくるし、習慣にしてしまえば、早起きも苦にならない。
自宅で、職場で、職場近くのカフェで、まずは、朝の1時間、TOEICトレーニングのための時間を確保してもらいたい。
2.スキマ時間・語彙と文法
TOEICの臨戦体制になれば、やはり、何かしらの指南本は、常に携帯しておきたい。
そして、スキマ時間(通勤時間や待ち時間)ができたら、パラパラと確認するクセをつけてもらいたい。
私の場合、語彙と文法が疎いこともあり、弱点補強のため、以下の書籍をボロボロになるまでやり込んだ。
・朝日新聞出版「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」(金フレ)
・アスク出版「TOEIC L&R テスト 文法問題 でる1000問」(でる1000)
どちらもTOEIC学習者にとっては、おなじみの定番書籍である。
待ち時間ができたら「金フレ」を開き、特に覚えられない単語には「しるし」をつけて、合間時間に確認する。
通勤時間は、「でる1000」の別冊である「1000本ノック」をやり込んだ。
TOEICでは、PART5,6の語彙、文法問題が苦手であった。
ここを半数以上得点しないと、730点以上のスコア獲得が難しい。
「金フレ」も「でる1000(別冊千本ノック)」もコンパクトな本なので、とどへ行くにも、カバンに忍ばせて、事あるごとに開いてやり込んだ。
特に、通勤時間は、「でる1000」をやり込むために、確実に「座れる電車」を選んだ。その分、朝はとても早く出ることになった。
それが良かったのかもしれない。
朝、まだ空いている時間に電車に着席(確実に座れて、また、乗換が少ないルートを選ぶのがコツ)1000本ノックをする。
朝、職場に到着するが、まだ誰もいないので、始業時間までの1時間、自席にて、「アルク通信講座」を行う日々が続いた。
習慣化されると「やらないと気持ちが悪い」状態になる。
そうなればしめたもの…。英語の勉強が習慣化された状態である。
3.休日:公式問題集
平日には、朝の時間に通信教材、スキマ時間に単語集、文法問題をやる。
そして休日には、せめて2,3時間は確保して、TOEIC公式問題集にチャレンジしよう。
本番さながらの公式問題集、これを2時間きっちり摸試としてやり込む。
2時間というボリュームを実感してもらいたい。
意外と時間が無いことがわかるはず。
時間配分の「戦略」も立派なTOEIC対策である。
少なくても、3回は実践しよう。
(使いまわすために、問題に書き込むのは厳禁です)
マークシートの解答用紙は、あらかじめ大量にコピーしておこう。
そして、2時間、通しで行う。
まず1回目は、本番さながら2時間通し。ここでは答え合わせは、正解・不正解にとどめよう。
2回目のチャレンジ、今度は、時間を無制限にやってみよう。
当然、間違えた箇所も「解説」などを読みながら、なぜ間違えたのか、きちんと整理しよう。
そして、3回目は、再び2時間でやりきる。
これを繰り返す。
公式問題集は、いくつも出ているので、できれば最新号をチャレンジしたい。
繰り返しやることで問題を覚えてしなったら、バックナンバーを入手しよう。
得点にはこだわらなくていいから、時間配分にはこだわってほしい。
私の場合、週休二日制なので、うち1日は、公式問題集をやり込む「TOEICの日」として、1日を確保、もう1日は、完全にTOEICオフ日として「家族サービス」や「自分の趣味の時間」にあてがった。
もっとも、TOEICも「趣味の時間」と言えるようになるまで、好きになろう。
4.まとめ(730点はコスパ良し)
TOEICは800点までなら独学で取得可能と言われる。
(私の場合、自己ベストが760点なので、800点は挑戦中)
一応の英語能力の「目安」とされる730点は、十分に独学での取得が可能である。
私自身も、特段、TOEICスクールなどには通わなかった。
朝時間、スキマ時間、休日時間のやり繰りをして、どうにかTOEIC学習を継続する仕組みにこだわってきた。
600点を取れたあたりから英語が楽しくなった。
そして730点を取れてから、職場で英語のことで頼りにされることになった。
信頼されることが第一。ぜひ600点を取ったなら、730点までチャレンジしよう。