お金の勉強で明るい人生キャリア
国家資格の3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)は、不動産業界のみならず、金融、生命保険業界において協力な武器になる。
ビジネスシーンだけでなく、お金の勉強なので、あらゆる業態において、取得して損はない資格である。
FP3級であれば、独学で3カ月程度の勉強で十分合格が可能である。
・おすすめ勉強教材
・生活密着型勉強法
・FP資格取得のメリット
を以下のとおり紹介していく。
1.おすすめ勉強教材
FP3級のトレーニングは、独学による勉強での合格が可能である。
・みんなが欲しかった!FPの教科書集3級(TAC出版)
・みんなが欲しかった!FPの問題集3級(TAC出版)
・あてる直前予想摸試FP3級(TAC出版)
この三つの書籍を揃えれば、大丈夫。
レイアウト、体裁がとてもわかりやすく、お堅い資格試験も、やわらかく、やさしく、そして身近な例をふんだんに盛り込みながら解説している。
勉強法としては、「FPの教科書」で、最初からセクション毎(1日1セクション)に理解につとめ「FPの問題集」で、理解のチェックを図る。
ちょうど「教科書」で30分から40分、「問題集」で20分から30分、総じて毎日1時間の勉強をやっていこう。
「教科書」でFP試験内容の約束事を理解し、「問題集」で、どれだけ理解したのかを 「確認」していこう。
大概、毎日、1セクションずつやっていけば、1カ月程度で、最後までやり遂げられるボリュームである。
そしたら、同じTAC出版から出ている「あてる直前予想摸試」を、休日に、本番さながらの「摸試」をチャレンジしてみよう。
「あてる摸試」は、科目別に得点結果が出るので、何が得意で何が苦手なのか、よくわかる。そして、本番試験まで「苦手科目」を克服していこう。
とりあえず、「教科書」と「問題集」のセクション・トレーニングを、平日・休日問わず、毎日、行っていこう。
理想の勉強時間は「朝の1時間」である。
頭は冴えているし、誰からも邪魔されないでがっつりとおちついて勉強できる。
なにより、朝から勉強をすることによって、1日が得した気分になる。
その日、一日を清々しい気持ちで迎えることができる。
そして、「教科書」と「問題集」を一巡できたら、休日に、本番さながら「直前予想摸試」を通しでチャレンジしてみよう。
2.生活密着型勉強法
試験内容は、
・ローンや家計の「ライフプランニング」
・保険知識の「リスクマネジメント」
・株や信託の「金融資産運用」
・納税や控除の「タックスプランニング」
・土地・家屋知識の「不動産」
・相続と贈与の「相続・事業承継」
以上、6科目からまんべんなく出題される。受験者によっては、得意分野・苦手分野の違いがあるだろう。
ちなみに私は、すでに宅建を取得しているので「不動産」や「相続」に関しては、明るく、貿易業界に長くかかわっているので為替や関税・消費税納付といった「タックスプランニング」がイメージできる一方、数字が苦手という性分もあり、「リスクマネジメント」や「金融資産運用」が弱点。
だからひととおり学習していき、2週目は、弱点強化に重きを置いた。
FP試験は、生活に密着した出題内容である。
新聞を良く読み(できれば、日経新聞がおすすめ)、為替や金利、保険、税金のニュースにアンテナを貼ろう。
さらに、自分自身のキャッシュストックとキャッシュフローを意識してみよう。
住宅ローンを抱えている人は、年末の住宅ローン控除について「しくみ」や「手続き」について、勉強だと思って、内容を確認してみよう。
給与所得者であれば、給料明細や源泉徴収票などを見て、わからない項目などを潰していこう。社会保険控除や扶養控除など、FPの勉強をするまでは、面倒くさいと思って「無視」していた、数字に強くなろう。
クルマを運転する人は「自動車保険」、子供のいる人は「学資保険」など、契約条項を改めて理解してみよう。
ふるさと納税や医療費控除など、勉強だと思って、やってみるのもいいだろう。
これらも立派なFPの勉強になる。
FPの勉強は、日常生活に深くかかわりあっているし、自分自身のお金のリテラシーをつけることによって、豊かな生活(ムダを省き、真に必要なものにお金をかける)を送ることができる。
3.FP3級取得後の将来
FP3級は、「お金の勉強」である。
ビジネススキルのみならず、実生活も役立つことがある。
いろんな資格と組み合わせて、スキルの掛け算を行おう。
FP3級に合格したら、次に簿記3級や宅建士試験に進むのもいいだろう。
特に宅建士は、FP試験と関連した「不動産」部分があるので、不動産や金融業界に身を置く人にとっては、協力な武器になる。
行政書士や社労士(社会保険労務士)などの資格を目指して、独立、開業の道を目指すのもいいだろう。
行政書士や社労士単独よりも、実際にシビアなお金の相談を乗ることに関しては、ファイナンシャル的な知識があれば、鬼に金棒である。
人の相談に乗るのが得意ならば、FP2級、1級といった上を目指しつつ、コンサルティングの開業を目指してもいい。
いずれにせよ、FP3級からスタートして夢を広げよう。
ビジネススキルしては、これからの時代は、「会計とパソコンと英語」の三つの習得が不可欠。
会計ならば、FP3級とともに、日商簿記3級を取得てみよう。パソコンはMOS(マイクロソフトオフィススペシャリストのワードとエクセル)、英語ならば、TOEIC6000点。これらのマルチタスクは、いずれもコスパが良く、毎日1時間程度の勉強習慣を継続していければ、必ずや達成できる資格である。
FP3級に合格したら、そのままファイナンス系や不動産系スキルに手を伸ばすのも良し、いっそ割り切って、「会計、英語、パソコン」といったビジネス三種の神器のコンプリートを目指すも良し。私は、時代の変化に対応できる「三種の神器」を目指す、マルチタスクをおすすめしたい。
4.まとめ(FP3級を取ろう)
以上のように、FP3級は、コスパが良く、かゆいところに手が届く資格である。
英語やパソコンは人気が高いが、FPは簿記とともに地味な印象を受ける。
もっといえば、FPと簿記は、仕事柄、「仕方なく」勉強している、という人も多いかもしれない。
けれども、まったくFPの勉強をしていない人は、まずチャレンジしてもらいたい。
それまで、面倒くさいと思ってスルーしていた、保険や税金のことが手に取るようによくわかる。そして、どうして給料が、これほどまでいろんな項目で天引きされているかが良くわかる。
保険であれば、入院保障。高齢の親がいれば、扶養控除。
実際にFPの勉強をすることによって、改めて知ったことも多い。
(当然、貰えるものは、貰いましょうという気になる)
FP3級は、ビジネスキャリアのスキルアップはもちろんのこと、実生活においても、活用できる知識が満載である。
FPの勉強によってお金にシビアになる。
それこそが裕福な生活への第一歩である。