継続はチカラなり。
英語を身に着けるためには、毎日の地道な継続が必要。
英語学習のポイントとして押さえておきたいのが、サンマ(三間)。
これは「時間、空間、仲間」の語尾をとった言葉遊び。
勉強習慣が身につかない人には、ぜひ、この三つを意識してもらいたい。
以下、私の現在の「サンマ状況」を深堀りしていく。
勉強継続方法のヒントに役立ててもらいたい。
1.時間
社会人のやり直し英語勉強にとって「時間の捻出」が最大の懸念。
朝の時間やスキマ時間を活用して、なんとか一日1時間は英語の勉強時間を確保してもらいたい。
「朝時間」「通勤時間」「スキマ時間」など、英語学習にとって、王道ともいえる時間の捻出方法がある。
私は「朝時間」をおススメしたい。
「通勤時間」は、疲れきっていて、勉強どころではないというのが正直なところ。
「スキマ時間」も、集中力が分散されるので、私にとっては不向きである。
そこで「朝時間」である。
朝、がっつり1時間、英語の勉強に当てている。
継続のコツは、朝の1時間で「何をやるか」をおおまかに決めておくこと。
私は、7時45分からはじまる、「NHKラジオビジネス英語」を勉強の軸足に据えている。これを欠かさず聞くようにして、残り時間で何が勉強できるか逆算する。
たいがい、英字新聞ジャパンニュースの社説音読に20分、英語学習雑誌(CNN EE)の学習スケジュール(中級編)を20分、そして、ラジオビジネス英語の20分、計60分。このローテーションを守ることを心掛けている。
20分刻みに3品のトレーニングをやることで、「英語時間」のアポを入れている。
2.空間
英語の勉強は、いつやるか(時間)とともに、どこでやるか(空間)が大切である。
始業時間の一時間前に、職場近くのカフェに立ち寄り、いちばん安いコーヒーで、1時間以上、ねばる。
幸い、私が朝に利用しているカフェは、勉強する人に寛容である。
英語のみならず、簿記の勉強をしている客などもいて、励みになる。
自宅では、どうも誘惑に駆られて、勉強できない。(寝てしまう…)
だから早起きして、朝7時のカフェを利用する。
職場付近にカフェが無かったころは、事務所に1時間早く入り、職場で勉強した。
自宅でもなく、会社でもない、カフェという「サードプレース」が、学習意欲を駆り立てる。
平日の朝は「カフェ」で勉強。
そして、休日は、自宅で勉強するように心掛けている。
休日は自宅で「ダラダラ」過ごしてもいいが、それが、言い訳になって、勉強の挫折につながりかねない。
家族が寝ている間、休日の朝は2時間早起きをして、TOEICか英検の「模擬試験」を行っている。
朝に「フル摸試」をやると、一日がとても充実した気分になる。
幸い、休日は、(再放送を別にすれば)ラジオビジネス英語が放送されていない。
だから、時間にしばられることなく、自分のペースで、英語学習ができる。
カフェや図書館といった「サードプレース」で勉強する人が注意を要するのは、「自宅で勉強すること」をあなどってはならない。
勉強の基本は、やはり「自宅」にあると思う。
自宅だろいうと、カフェや図書館や自習室といった「サードプレース」だろうと、結局、勉強する「空間」を言い訳にしない人が、勉強習慣を手に入れることができる。
3.仲間
英語学習の継続の第三のポイントは「仲間」の存在である。
英語の勉強をしていることを、会社や仲間に公言してみよう。
もちろん社内や地域の英会話サークルなどに参加して、仲間を増やすことは、勉強を継続する上での秘訣である。
でも、今の時代は、もっとお手軽な方法がある。
スマホさえあれば、学習仲間とつながれるようになる。
個人的には、X(旧ツイッター)の利用をおススメしたい。
やり方は実に簡単で、日々の学習をXに「つぶやく」だけ。
もちろん、最初は、アナタのつぶやきに対して、関心を持たれることはない。
しかし、継続はチカラなり。
毎日、学習内容をつぶやいていくと、「いいね」とか「コメント」がもらえたりする。
そうなると、がぜん、ヤル気が出てくる。
勉強していると、孤独感にさいなまされることがある。
毎日、継続していると、「いいね」の常連さんがわかってくる。
そうなれば、しめたもの。
もちろん、アナタ自身も英語の勉強をがんばっている人には「いいね」の励ましを送ってみよう。
TOEICや英検の結果発表日には、ちょっとした「おまつり」状態になる。
そんな「おまつり」にも、ぜひ参加してみよう。
参加といっても、自分の結果を「さらす」だけでいい。
きっと、アナタへのアドバイスや味方がみつかるだろう。
4.まとめ
英語学習の継続には、三つの間(マ)が必要不可欠。
・時間
・空間
・仲間
そして、もっとも大切なことは、いったい何のために英語を勉強しているのか。
動議づけが明確であること。
「英語のコンプレックスを解消したい」
「尊敬のまなざしを受けたい」
「転職したい」
「稼ぎたい」
どんな理由であってもいい。
いったん英語学習をすると決めたら、いかに継続できるかを考え抜いてみよう。