朝を制するものは資格を制す。
私が身に染みて思うことである。
夜型から朝型に変えて、勉強の成果が現れた。
なかなか朝の勉強が続かいないという方には、
・ルーティンを確立する
・ライバル資格をつくる
・勉強成果を発信する
この三つを意識してもらいたい。
以下、このポイントを深堀りしていきたい。
1.英語ルーティン
朝勉が続かない理由のひとつに「何をすべきか」が決められないことにある。
朝1時間だけ早く起きて、英語の勉強をしよう。
その際、無理なく続けられる工夫をしてみよう。
私の場合、英検とTOEIC受験を半年毎に控えている。
軸になる勉強教材を決めている。
朝の1時間を20分に分割する。
・ドリル
・英字新聞社説の音読
・ラジオビジネス英語
をルーティンでこなしている。
ポイントとなるのは、「スタンダードで安くて無理ない勉強計画」にある。
軸となるのが「書き覚えノート」などの「ドリル」である。
これは、市販されている英検やTOEIC対策のモノでいい。
英検対策ならば、語彙強化の「英検パス単・書き覚えノート」一日30分以内でやり遂げられる「集中ゼミ」などがおススメである。
軸となる教材を決めたら、とにかく机に座って、毎朝、ちょっとずつやること。
いったん習慣化していしまえば、やらないと気持ちが悪くなる。
そうなればしめたもの。
さらに、英字新聞やラジオビジネス英語(ラジオ英会話でも可)という媒体を使った勉強をしてみよう。
英字新聞、私が購読しているジャパンニュースは一日あたり138円。
これで毎朝、社説の音読をしているので、廉価である。
新聞はどこでも持ち運べる媒体なので、職場にも持参して、スキマ時間などにも記事を眺めることで、英語の親近感を持つ。
ラジオ英語のテキストも毎月購入したい。
これも500円程度の出費なので、高額な英会話スクールを通うことと比較すれば、かなり出費が抑えられつつ、持続可能な勉強法ともいえる。
漠然と英語を聴き流すのではなく、「ドリル」「英字新聞」「ラジオ英語」の三つを朝の習慣としてやり続けてみよう。
2.ライバル資格
次に、意外と効果が良かったのが「ライバル資格」のチャレンジ。
これは、英検、TOEICといった英語資格を目指す人にとって、あえて、英語とは違う資格勉強を組み込むことで、朝の地頭を柔らかくする効用がある。
自分の経験では、朝時間もスキマ時間も休日も「英語漬け」では飽きがくる。
英語の勉強の成果が目に見えないので、投げ出してしまいたくなる。
ここで思い出して欲しいのは、学生時代のことである。
学生では、英語以外には、国語。数学、理科、社会といった「科目」がある。
英語単独の勉強だけでなく、英語以外にも、自分の続けられそうな勉強、仕事などで不可欠な勉強を、あえて「英語勉強の息抜き」として想定してみよう。
英語が嫌なのか、勉強が嫌なのか…。
英語の勉強を続けているうえで、英検・TOEICといった英語資格以外にも、貿易実務C級やフィナンシャルプランナー3級といった、英語とは距離を置く資格の勉強も取り入れてきた。
たとえば、朝の前半・中盤の1時間を、英語漬けの「1時間目」、朝の後半30分を貿易実務や不動産資格の勉強を「2時間目」と想定する。
英語オンリーとしてがむしゃらになってやるよりも、対極となるライバル資格の勉強を合わせてすることで、かえって学習にメリハリが生まれる。
さらに、英語以外にも、貿易とか不動産とかキャリアの幅が生まれることによって、心に余裕が生まれる。
私の場合、英語スキル単体では、英語の達人には勝負にならないので、あえて「通関士」や「宅建」といった横展開の資格をすることで、キャリアの掛け算を目論んだ。
英語の勉強を軸足に据えつつも、興味が沸くライバル資格も想定する。
「すべてのタマゴをひとつのカゴにのせるな」という格言があるように、英語はもちろん、英語以外の勉強にも手をつけておくことで、リスクヘッジをかけよう。
英語の勉強が続かないという人は、それが「勉強習慣が続かない」という原因なのか、それとも「英語そのもの」の原因であるのか、見極める必要がある。
「英語だけでも大変なのに、他の資格勉強なんてとても無理」
そう思う人にとっては、勉強をすることで、勉強の息抜きになるという逆説的な対処方針があることも、頭の隅に入れておいたほうがいい。
3.勉強成果の発表
SNSが隆盛を極めるこのご時世、英語の勉強においてもこれを利用しない手はない。
毎朝、英語の勉強をしたら、その成果を「SNS」に掲載してみよう。
とかく勉強(独学)は、孤独感に苛まされる。
朝の勉強は、自分との向き合いであるので、孤立になりやすい。
励まし合う「勉強仲間」がいえれば、モチベーションの向上につながる。
そこで、毎朝、勉強の成果をSNSに上げてみよう。
最初は、悲しいほど、リアクションが無い。
けれども「継続」とはバカにできないもので、毎朝、勉強した内容をポストすることで、「いいね」がもらえたりする。
これはとても励みになる。
そのうち、「いいね」の常連さんが出来てくると、お互いの勉強の精神的な支えとなってくる。
私とSNSとの付き合い方は極めてシンプル。
毎朝、継続している「ドリル」「英字新聞社説の音読」「ラジオ英語」の成果をそのまま、ポストする。ただ、これだけである。
具体的な内容を書き込んでいるので、勉強を追えないと書き込みができない。
スマホがあれば、自宅でもカフェでも電車内でも職場でもポストができる。
承認欲求を満たしたいというわけでなく、単に勉強の励みやモチベーションの継続に生かしたい。そんな気持ちで、SNSをつかっての「勉強の成果」を投稿している。
もちろん、共にがんばる勉強仲間には「いいね」のお返しを忘れないようにしよう。
4.まとめ
毎朝の勉強を継続するために、「早寝早起き」を実践している。
朝、やるべきことが決まっているので、迷いがない。
「どうしたら勉強を継続できるか」
この仕組みを考えた末の結論が、朝勉・朝活をすることである。
・「やるべきこと」のルーティン化
・モチベ低下時のリスクヘッジ
・勉強成果の発表
この三つが、朝の勉強を継続させるためのポイントといえる。
朝の活用こそ、勉強継続にとって必要不可欠な習慣である。