英語中級レベルである私は、もうひとつ上のランクを目指している。
現在、英検2級・TOEIC760点の私。これを英検準1級、TOEIC800点以上に伸ばしたい。
そのために、毎朝、継続して英語勉強をしている。
継続のコツは、手軽に、安く、無理なく続けられること。
そこで、おススメしたいアイテムは、
・英検準1級でる順パス単
・英字新聞ジャパンニュース
・NHKテキスト・ラジオビジネス英語
の三つである。
以下、これらの教材を使って、毎朝続けている勉強の具体的手法を紹介する。
1.パス単で「語い」を増やす
まずは英語学習にとっての命題は、ボキャブラリーを増やすこと。
単語集をあれこれと試してみたが、旺文社の「パス単」(英検準1級でる順パス単)が一番良い教材と思われる。
なにしろ「パス単」は、内容もさることながら、ハンディサイズなので、どこでも携帯できる。朝の通勤時間といった「スキマ時間」に最適。
私は、パス単の副教材である「書き覚えノート」により、1日1ユニットをこなすことを心掛けている。「書き覚えノート」とは、パス単掲載順に3度、書いて覚えるというもの、
さらに見開きページの半分は、前回の確認テストという段取りになっている。
私の場合、朝、起きたら、まずは机に向かい「書き覚えノート」のユニットをやるようにしている。
スマホにダウンロードした「パス単音源」を頼りに、聞きながら書く、2回目は、つぶやきながら書く。3回目は、目で追いながら仕上げに書く。
最期に、前回(前日)の確認のため復習テストにチャレンジする。
これを1日1回やることで、英語学習のアイドリングをかける。
私の場合、やはり「書いて覚える派」である。
なんとなく、単語集を眺めているだけでは、勉強するつもりになっているだけで、効果的ではない。もっとも三度書いたところで、完璧に覚えるわけではない。
要するに、繰り返しである。全部で95ユニットをやり終えると、再び、新しい「書き覚えノート」を購入し、ひたすら「書き覚え」を行う。
毎朝、書き覚え版で「書いて覚える」ことをルーティンにしてるので、スキマ時間にハンディ版パス単を読むと、すんなりと復習できる。
書くことを積み重ねるだけで、学習の積み上げになり、毎朝の勉強習慣のリズミカルなスタートとなっている。
2.社説で読解力をつける
次におススメしたいのは、読売新聞系英字新聞の「ジャパンニュース」(JN)。
数ある英字新聞の中で、JNの何が優れているかといえば、使われてる英語が中級者にも対応できるので、他の英字紙よりも、英語が易しく感じるからである。
そして、JNのキモは、なんといっても「社説」にある。
右側に日本語対訳がついているので、英語社説の意味を把握するのにうってつけ。
私の場合、毎朝、英文社説を音読(カフェなどで音読できる環境にない場合は、黙読)をするように心掛けている。
改行毎に鉛筆で数字を入れる。対日社説の段落にも同じように数字を加えて、「意味」や「解釈」を取り違わないようにしている。
まず、ひととおり英文社説を最期まで読むことに集中する。
次に、日本語社説の改行毎に番号を振って、英語と対査する。
自分が読み上げながら理解した内容に、違わないかと確認する。
コンビニや駅のキヨスクでもJNは購入できるが、毎日の配達サービスがおススメ。
なにしろ値段が同じで、自宅まで運んでくれるので、こんなに良いサービスはない。
コンビニやキヨスクで「身銭を切る」ことは、どうしてもおっくうになってしまう。
雨の日も風の日も、自宅に届く英字新聞。
忙しいときは、一面や見出しを追うだけでもいいが、せめて、勉強を「習慣化」させたいのならば、せめて社説だけでも読み続けたい。
JNの英文社説を「難し過ぎて歯が立たない」というのであれば、英検準1級やTOEIC800点の道のりは険しいといわざると得ない。
社説の音読が苦痛に感じるには「習慣化」されていないからである。
毎日、社説を読むことで、ルーティンにしてしまえば、問題にはならない。
英字新聞を使った英語学習は効果的かつビビットに世の中の出来事を知ることになり、まさに、働きながら学ぶ社会人の英語学習者にとっては、うってつけの教材である。
3.ラジオ英語で本物に触れる
英語習慣おススメ教材の三つ目は「ラジオビジネス英語」。
本放送は、スマホがあれば、いつ、どこでも可能である。
可能であれば、毎朝、定刻に放送(配信)される時間帯を選びたい。
1日1回「15分」で、本物のビジネス英語を耳から聴いて学習する。
テキストは、毎月定価(税込み)550円。
これは、かなりおトクである。
ラジオ英語にとって、紙のテキストの準備は必須である。
朝の時間は何かと忙しいけれども、自分にアポを取って、ラジオ放送の15分だけは、死守しよう。
NHKラジオの英語教材は内容も良質で充実しており、おトクである。
テキストも軽量化されて、場所を選ばない。
スマホと連動すれば、場所を選ばない。
毎日、ナマの英語に触れられる習慣をつくるためには、NHKラジオ英語の番組を活用することを、おススメしたい。
4.まとめ
私は、元来ケチな性分なので、英語学習といえど、あまりお金をかけたくない。
・パス単&書き覚えノート
・英字新聞ジャパンニュース
・NHKテキスト・ラジオビジネス英語
たったこれだけなので、英語に対するコスパは良好だと思われる。
なにしろ、朝起きて「書き覚えノート」、スキマ時間に「パス単」でボキャブラリーをつけ、職場や行きつけのカフェで、コーヒーを飲みながら英字新聞の社説音読に挑戦、さらに、7時45分から「ラジオビジネス英語」を聴く。
これで、ざっと朝の1時間は、丸々英語漬けである。
習慣として身についているので「苦痛」と感じたことは無い。
さらに学習の成果をSNSに発信するだけで、共感されることもあるので、ますます学習のモチベーションが上がる。
継続のコツは、「手軽に、安く、無理なく」自分の流儀を確立することが大切である。