やりなおし英語学習者のつぶやき
リスキング(学び直し)という言葉がもてはやされている。
ある程度、キャリアを積んだ社会人が再び勉強を始める。
なかでも「英語」が「IT技術」とともに人気であるという。
漠然と英語を学ぶなら「英検」に軸足を置いて、初歩レベル(3級、準2級)から、着実にステップアップした方がいい。
(その点、初級者から上級者までの「同じ土俵」で勝負しなければならないTOEICはあまりおススメできない)
資格がすべてではない。されど資格を学習にうまく利用する手はない。
これから英語をリスキングしたい人は、なぜ英語を勉強するのかを明確にしておいた方がいい。
1.英語をエンタメ化しよう
「何事にもそれを楽しんでやっている奴にはかなわない」
野球を極めたイチロー選手の名言である。
英語の勉強にもいえることである。
将来への不安から英語の勉強にしがみつく人たちがある。そういう動機では、どこか無理をしている節がある。
英検テストの当日には独特の緊張感がある。
そうした気持ちを「重圧」ではなく「わくわく感」に変えてみよう。
英検当日は、フェス(お祭り)である。
考えてみると、最寄駅から試験会場までゾロゾロ歩く群衆。
皆、一定の目的を持って集まったチャレンジャー。
英検当日は何かに似ていると思ったら、それは音楽フェスだったり、スポーツ観戦だったりする。
もちろん「やり直し英語」であるので、人生の岐路に立つわけではない。
そもそも英検なんてやらなくても生きてはいける。
だからこそ、そんなあなたが英検に出願しただけでも、前向きな気持ちの表れだと思う。会社の命令で、しぶしぶ受けるTOEICと違うのはこの点である。
そういう意味で英語の勉強に際しての英検チャレンジは「知的趣味」といえる。
趣味なんだから学習プロセス自体を楽しんでしまおう。
2.目の前の仕事をきちんとする
当たり前だけれども、学び直しの多くの人は社会人でしょう。
本業の仕事の傍らで英語の勉強を決意した人は頭が下がります。
でも、いくら勉強熱心になっても、本業の仕事をおろそかにしてはいけません。
社会人のリスキニングにおいて、一定の成果を出す人は、やはり「目の前の仕事をキチンとする人」が多いそうです。
その点、私は誤解していました。
英語の勉強こそ興商であって、日々のルーティンワークを、ともすれば見下していた反省があります。
グローバル化が叫ばれる昨今、あらゆる仕事は世界につながっています。そして、その世界標準の言語が「英語」です。
だから、英語には関係ないと思われがちな日々の仕事をしっかりとやることが、実は、英語上達につながってきます。
英語ができる人は、仕事もできる人が多いのはそのためです。
そもそも仕事のセンスがいいひとは、英語の重要性を知っています。
英語が出来ないから、満足な仕事が回ってこないと考えるのは早計です。
自分がやるべき仕事を真っ当すれば、いつか花を咲かせることができるでしょう。
3.幸運の女神は前髪しかない
目の前の仕事をやりつつ、英語の勉強を続けていると、いつの日か、かならず、チャンスが訪れます。
それは、語学研修であったり海外出張であったりするかもしれまん。
そんなとき、少しでも心がときめくようであれば、躊躇しないで、チャレンジしてみましょう。
幸運の女神は前髪しかありません。
ふらっとやってきたチャンスはモノにしましょう。
いまはまだ早い、ちゃんと勉強してから受け入れようと考えてはダメです。
幸運の女神は二度と現れることはありません。
私自身の話では、やはり海外留学の話が、会社からありました。
その時は、英検2級、TOEIC430点だったため、こんな成績では、きっと海外で苦労するだろうと思い、まずは、英語の資格を上げることを先決に考えました。
いまでは、TOEIC760点までレベルアップすることになりましたが、海外留学の話は、一度もやってきませんでした。
幸運の女神の「前髪」をつかむことを拒んだのです。
つたない英語力で海外で苦労するとしても、別に「命」を狙われるわけではありません。人間であれば、なんとでもなるものです。
未知なるものへ、飛び込んでいく勇気が必要かもしれません。
私自身、「稚拙な英語」というのは「言い訳」だったのかもしれなせん。
結局、おくびょうでチャレンジ精神が無かったのでしょう。
それでも、今でも、再び「幸運の女神」が現れることを信じて、今でも英検やTOEICの勉強を細々と続けています。
4.まとめ(英検を受けよう)
社会人の学び直しブームです。
私は、そのブームを先取りしていました。
勉強することに価値を見出し、趣味化しています。
(こうしたブログの発信も、そうした趣味の一環です)
一過性のブームに終わらせないために、なぜ英語を学ぶのか、しっかりと自分の心の中を整理しましょう。
・英語の勉強を心から楽しむ
・目の前の仕事をキチンとする
・幸運の女神の前髪をつかむ
こうした心がけによって、いつか、リスキングの花をさかせましょう。
そのために、自身の英検レベルを着実に上げて、その成果をさりげなく会社にアピールしましょう。