2025-12-03

資格の英語

【資格の英語】なぜ私は毎年TOEICを受けるのか――英語力の「人間ドック」

はじめに今週末の日曜日、12月7日。私はまた、年に一度の“英語力の棚卸し”に向かう。TOEICだ。社会人になって何年も経ち、人生も折り返し地点を過ぎた今でも、私は毎年この試験を受けている。なぜそこまでして続けるのか──。それは、TOEICが単なる英語試験ではなく、私にとって“英語力の人間ドック”だからだ。英語は見えない資産であり、気づかないうちに劣化も進む。TOEICは、その状態を可視化してくれる欠かせない検診である。TOEICは“儀式”であり“棚卸し”であり“検査”である年末の慌ただしさに向かう12月。そんな時期にTOEICを受けるのは、私の中である種の儀式になっている。試験というより、一年間の学習を静かに振り返る時間だ。スコアという数字は、今年の習慣を淡々と映す。・英語に触れた量・耳の鋭さ・語彙のメンテナンス・文法感覚の衰え・集中力の粘りこれらの“見えない力”が、TOEICを受けると一気に浮き上がる。単発の点数というより、何年分も積み重なった推移こそが、私にとって最大の価値だ。英語力は“劣化”する。だから検診が必要どれだけ仕事で英語に触れていても、使われない領域はすぐに錆びる。Li...