
【貿易】通関士試験 計算問題の基礎編|課税価格と関税額をマスターしよう
通関士試験の勉強を始めたころ、私は「計算問題=苦手分野」だと感じていました。文系出身で数字が得意ではなかったこともあり、インボイスや運賃、関税率の数字を並べられると頭が真っ白になったのです。ところが、あるとき職場の先輩から「課税価格と関税額の基本だけ押さえれば得点源になる」とアドバイスを受けました。昼休みに先輩が使っていた小さな電卓を貸してくれて、「ここだけは絶対に落とすな」と言われたのを今でも覚えています。その言葉に背中を押され、毎朝10分だけ計算練習を繰り返した結果、いつの間にか苦手意識が消え、本番では計算問題が得点の柱になりました。この記事では、通関士試験の計算問題のうち、最初に押さえておくべき「課税価格」と「関税額」の計算方法をわかりやすく整理します。計算問題は合否を分けるポイント通関士試験における計算問題は、例年5〜6問前後が出題され、配点は20点前後と高めです。しかも、出題範囲は「課税価格」「関税率」「消費税」「延滞税」「加算税」など幅広く、苦手分野にしてしまうと合格ラインを超えるのが難しくなります。一方で、基本のパターンを覚えておけば確実に得点できる分野でもあります。まず...