2023-05-03

貿易実務

【貿易】独学で通関士を目指す三つの秘訣

通関士を目指す場合、厄介なのが、情報量が少ないこと。毎年10月に行われる通関士試験。受験者数は約7000人。通関士試験の最大の問題は、この受験者数を取り巻く「市場規模」が小さいこと。たとえば宅建士ならば、受験者数は26万人。英検2級受験者は30万人と、ざっくり見積もっても、30倍は違うのである。だから対策書籍をはじめ、開設講座からネット情報まで、限られた情報しかないので、自分が納得できるような、良質なテキスト等にフィットするのが難しい。追い打ちをかけるように、通関士試験は「通関業法」「関税法等」「通関実務」の三つの試験をまんべんなく問われるわけであるので、日常、通関業務に携わっている「通関業従事者」ならともかくとして、これから就職や転職を目指す人の「ハクつけ」や「スキルアップ」のための通関士チャレンジは難しい。しかし、だからこそ(マイナー資格だからこそ)対策次第によっては、合格の栄誉に勝ち取ることができる。それでは、今回は、合格のための三つのポイントをまとめておこう。