2022-11-17

貿易実務

【通関士】EC時代の主要プレーヤー

電子商取引(EC)花盛りの今だからこそ、通関士が熱い。 だから貿易や通関手続きに興味がある人には、通関士の取得を強く勧めたい。通関士試験は、決して「難関資格」ではない。キチンと対策をとれば、独学でも十分可能である。1.通関士が求められる理由電子商取引(EC)が隆盛を極めている。ネット環境とスマホがあれば、誰でも貿易取引に参加できる。モノの流れは、企業から個人間へとシフトしている。当然、企業も「Eコマース」の潮流が無視できなくなった。こんな時代だからこそ、「輸出入のプロ」である通関士の役割は大きい。なぜなら貿易貨物の「小口化」「個人化」が進むと、それだけ輸出入申告数が膨大になり、手続きを担う通関士が不足がちになるからである。貿易取扱い数のみならず、貨物の小口化による「輸出入申告件数」が増えることで、物流、製造メーカー問わず、通関士不足がやってくるだろう。通関士は、税理士のように「独立開業」は難しいかもしれまい。けれども、物流の国際化の潮流は止まらないことから、企業が欲しい人材であり、就職や転職に有利になる資格である。確かに、通関手続きは面倒くさいもの。でも、面倒くさいことに「ビジネスのチ...